2000年とやま国体のめざすもの

[1]魅力 いっぱい 感動の祭典にしよう

 21世紀における国体モデルとなることをめざし、県民総参画・参加で富山の魅力をふんだんに盛り込んだ感動の祭典として開催します。
 このため、富山の特性を生かした式典の開催、総合優勝をめざす競技力の向上、新世紀を展望した競技施設の整備、県民運動や全国トップレベルの生活環境を生かした民泊を推進します。

[2]新たなスポーツ文化を創造しよう

 2000年とやま国体を契機として生涯スポーツの基礎づくりを積極的に推進し、新たなスポーツ文化を創造していきます。
 このため、身近なスポーツ施設や情報提供システムの整備・活用、指導者組織の強化、スポーツを通じた国際交流や地域間交流を進めていきます。

[3]活力あるまち・ひと・暮らしを育てよう

 大会を通して、活力あるまち・ひと・暮らしづくりを進めるとともに、活力にあふれ発展する富山県のイメージを全国に向けて鮮烈に印象づけます。
 このため、競技会場や周辺環境などの社会資本の整備、パソコン通信やインターネットなどを活用した富山情報の提供、「我がまちのスポーツ」の育成などを図ります。

●テーマ
 20世紀の有終の美を飾り、新世紀の幕を開こうとする記念すべき2000年に、「とやま」で国体が開催されます。
 この国体が、21世紀のモデルとなることを目指すとともに、この大会を通して魅力ある「とやま」のイメージを全国に発信します。
●スローガン
 「あいの風」は、富山湾の北東風で、古く万葉の時代から、ブリの豊漁など海の幸を運ぶ風として県民に親しまれています。
 あいの風が、スポーツの祭典に集うすべての人たちの夢を乗せて、「愛の風」、「(出)会いの風」、「私(I)の風」となって、全国へ、そして未来へ向かってすばらしい幸を運ぶイメージを表現しています。
●スローガン
 TOYAMAの頭文字「T」をモチーフにするとともに、「あいの風 夢のせて」のスローガンにふさわしく、風にたなびく強さと軽やかさを表現し、2000年とやま国体をイメージしています。 ●国民体育大会マーク
 30度右傾斜の赤色の火炎を直径の10分の1幅の紺青色の円帯で囲んだマークで、国体のシンボルとして、第2回石川大会から使用されています。開催地都道府県が作成するシンボルマークには、必ず国体マークがデザインされています。
●マスコット

時丸(ときまる)
 西暦2000年、これまでの果てしない歳月の中には様々な人類の歴史が刻まれています。  このマスコットは、新世紀へのさらなる発展の願いをこめて、2000年を浮き彫りにした「時の精」を表現しています。  この「時の精」が、新しい時代の国体へとつなげていきます。
風丸(かぜまる)
 このマスコットは、「あいの風 夢のせて」のスローガンにふさわしく、2000年とやま国体に集うすべての人たちの夢を乗せて全国へ、そして未来へ幸を運ぶ「風の精」を表現しています。  朱は、スポーツの祭典に集う人たちの燃える情熱を、青、緑、黄、白は、野に山に海に映えるとやまの風土の豊かな四季の彩りを表しています。