BYCYCLE RACE ［ワンポイント豆知識］ ●ケーリン 　日本で生まれた「競輪」。それが輸出され国際種目に採用され、世界選手権で「ケーリン」として実施されています。距離は2,000mで行われる。ペースメーカーを「競輪」では専門の先導誘導員が自転車で行うのと異なり、逆輸入された「ケーリン」では小型バイクを使って誘導します。スタートは抽選順による横一列。誘導バイクは時速35kmで進行し、ラスト600mまでの間に時速45kmまでペースアップして待避し、ラストスプリントに移ります。

スリリングなロードレース 最大の敵・風圧 ●自転車を競技用具としてスピードを競う競技です。競技は、ロードレースとトラックレースがあり、勝敗の重要なポイントは、スピードによって生まれる空気抵抗をどう克服するかにあります。選手の背後で空気抵抗を回避しゴール手前で逆転を狙ったり、団体競技では、自チームの選手同士で先頭交替を繰り返し、風圧による体力消耗をチームでカバーするなどのレース展開が見られます。 競　技　方　法 ●ロードレース：国体では、100kmを超えるコースを食糧やドリンクを補給しながら走破する。 ●トラック個人：一定の距離で、完走タイム・ゴール順位・ポイント獲得などにより順位を確定する。 ●トラック団体（１チーム４名）：ホームとバックの中央線から同時にスタートし、４kmを走る間に、相手チームを追い抜こうとする種目。 これだけは知っておきたい用語集 フライングスタート／スタートラインの手前から助走をつけてスタートする方法。 ローリングスタート／１周の競技外周回のあと、フライングスタートを行う方法。 内線突破／走路内線より内側を走る。故意の場合は違反行為として降格（順位が下がる）の対象となる。 ニュートラリゼーション／認められる事故（競技中）の場合に与えられる猶予周回、時間。 スターティングマシン／スタータのピストルと同時に開放する発走台。 競技のおこり 　自転車の発明後すぐ、愛好家の間で競走が行われ、1889年頃にはロードレースが開催されています。オリンピックでは、第１回大会（アテネ）から正式競技として実施されており、特にヨーロッパでは広く親しまれ人気の高い競技です。日本でも明治31年頃、上野不忍池周辺で組織的な運営による自転車競技が行われており、国体では第１回大会から実施されています。 ●富山競輪場（トラック） 　【富山市岩瀬池田町8-2】TEL076-438-3402 　CHECK!! 平成９年に観客席の増設を含むメインスタンドの改築工事が完成し、快適な環境に変身。 ●氷見・高岡特設ロードレースコース（ロード） 　【氷見市・高岡市内】