season line ROWING
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[ワンポイント豆知識]
●舵手の体重制限  舵手の体重は、ユニフォームを含め男子55kg以上、女子50kg以上で、これに満たない場合、最大10kgのデッドウエイトを義務づけられる。
昔・「漕艇」、今は「ボート」よろしく!

●ボート競技は、静水な川や湖などでオールでボートを漕ぎ、一定の距離(1,000m〜2,000m)での速さを競います。  両手で1本のオールを持って漕ぐ「スウィープ」と、片手に1本ずつ1人で2本のオールを持って漕ぐ「スカル」の2種目があります。
 漕ぎ手は、ボートの進行方向に対して背中を向けてオールを漕ぎます。
競 技 方 法
●国体では、スカル種目のシングルスカル(1人)とダブルスカル(2人)、スウィープ種目の舵手付きフォア(漕ぎ手4人・舵手1人)の3種類の競技が行われ、競漕距離はいずれも1,000mである。
●ボート競技のタイムは、風・雨・波などの気象状況によって大幅に左右されるので、各組の着順によりレースが行われる。
●ボート競技に使用される艇の座席は、腰掛けの下に2本のレールがあり、足の屈折によって座席が前後に動き、自然な脚運動ができるように作られている。これを滑座艇という。
これだけは知っておきたい用語集
ローイング/1本のオールを両手に持ってボートを漕ぐこと。
スカリング/比較的短く軽い2本のオールを持ってボートを漕ぐこと。
シェル艇/ボート競技で使われる艇のことをいう。(艇の断面が貝殻の形に似ていることから)
ピッチ/1分間にオールを漕ぐ回数。(ピッチ35=1分間に35回漕ぐこと)
水があく/先行艇と追漕する艇の間が一艇身(艇の長さ)以上の差が開くこと。
舵手(だしゅ)/艇のかじとり。ゴールまで艇が最短距離を進むよう操縦する。
ストロークサイド・バウサイド/舵手付きフォアでは、艇首に最も近い漕手を舳手(バウ〈略して“B”と表す。以下同じ〉)と呼び、以下順番に2番、3番、整調(ストローク〈S〉)、舵手(コックス〈C〉)という。整調〈S〉のオールと同じ側がストロークサイド、その反対側がバウサイドという。
競技のおこり
 スポーツとしてのボートは、1715年イギリスのテムズ川で行われたレースが始まりです。わが国では、1920年より、全日本漕艇選手権大会が行われています。当初は大学が主流であったが、しだいに高校生や社会人にも広まり、現在では全国高校総体、全日本社会人選手権などの競技会が開かれています。
●富山県漕艇場
 【大沢野町、細入村岩稲20-1】TEL076-485-2104
 CHECK!! 県定公園神通峡の第二ダム湖内に建設され、川波は静かであり、大自然とのふれあいも楽しめる。