ダーツ

--- Darts

●概要

 ダーツボード(的)に向かって、3本の矢を投げるゲーム。ダーツボードの直径は 46pで、放射線状のデザイン。投げる距離は2.37mが標準。野球のピッチャーのような 大きなフォームで投げることはなく、身体の動きは最小限にとどめます。

 ダーツゲームの種類は数多くありますが、代表的なゲームに、501(ファイブ・ オー・ワン)があります。1回戦(ワン・レッグ)に6〜20分の時間を要します。

 広い場所を必要とせず、どこでも楽しめる室内スポーツです。

●用具

 1)ダーツボード ・・・ 「ブルッスルボード」と「ペーパーボード」がある。
 2)ダーツ  ・・・ 「タングステンダーツ」と「ブラスダーツ(真鍮製)」がある。
 3)キャビネット ・・・ 壁を保護したり、得点板の役目を果たす。

●歴史

 ダーツの起源は、中世イングランドの射手たちが、接近戦で身を守るために所持していた10インチ(約25p)の投げた矢に由来するといわれています。ヘンリー6世のときに、王位継承権をめぐる1455年から30年にわたる戦い、いわゆるバラ戦争の頃が起源です。

 木の的は乾燥すると、表面に何本もの放射線状の亀裂が入り、ダーツボードのデザインの原形になりました。

 また、1620年には、ビルグルム・ファーザーズによって「メイフラワー号」上で、ダーツが楽しまれたとの記録も残っています。そして、1896年には、イングランドのランカシャー州ベリーのブライアン・ガムリンによって、ボードに番号をつける方法が考案され、現代のダーツが始まりました。

 日本では、米国のキャンプやイギリス人経営のパブなどで楽しまれていたようです。

 1975年には、日本ダーツ協会が設立され、1977年に世界ダーツ連盟に加盟し、現在に至っています。


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