エスキーテニス

--- ESCI tennis

●概要

 スポンジのボールに鳥の羽をつけ、木製のラケットで硬式テニスと同じように打ち合うゲームです。広島で生まれ育って約50年の歴史をもちます。昭和20年、広島に原爆が投下されましたが、「スポーツを通して平和を」という願いから始まりました。

 エスキーとは、広島の復興に寄与したEducation Science and Culture Institute(教育科学文化研究所)の頭文字をとったものです。広島の実業家、宇野本信が考案しました。

 最初の頃、「ハネツキトリオゲーム」として楽しまれていましたが、その後、「ハネツキテニス」となり、昭和22年頃から“エスキーテニス”と名称を改めました。競技人口は広島で15万人、全国30〜40万人と推定されています。

●用具

 1)ラケット ・・・ 木製、全長38p。

 2)ボール ・・・ 直径4p、重量20g以内、スポンジボールに羽根をつけたもの。

●競技方法

 ・ シングルス、またはダブルスで行う。

 ・ 1セット11点で、3セットマッチ。

 ・ サービスはボールを広げた手のひらにのせ、肩の高さ以下からスナップをかけずに落とし、バウンドした後に打つ。
  サービスは1本。

 ・ サービスはベースラインの後ろに立ち、右側のコートから始める。ボールがネットを越え、対角方向のサービスコート内に
  入るようにサービスし、1セット終了まで左・右と交互に行う。

 ・ サービスは連続5回行い、相手方と交代する。

 ・ 10対10になったときは、ジュースとする。連続得点すれば勝ちとなる。

 ・ ラケットの握り方は、シェークハンドでも、ペンホルダーでもかまわない。


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