--- Free tennis
軟式テニスコートの10分の1程度のコートで行えるミニテニスの一種です。数多くあるミニテニスのなかで、最も手軽に自由に楽しむことができます。ボールは軟式テニスのボールを小さくしたようなものです。ラケットは卓球のラケットを一回り大きくしたようなものを使います。
ラケットの握り方は、卓球と同じようにペンホルダー、あるいはシェイクハンドでグリップします。テニスに比べラケットが短くコートが小さいため、老若男女を問わずすぐにゲームを楽しむことができます。
1)ラケット ・・・ 形状は卓球のラケットに似ていて、木製で、通常は打球面上に網目のある合成樹脂が貼ってある。 2)ボール ・・・ ソフトテニスのボールを小さくしたようなもの。ゴム製で、白色。 3)ネット ・・・ フリーテニス用のネットを使用する。 4)支柱 ・・・ フリーテニス専用の自立式支柱
・ シングルス、またはダブルスで行う。 ・ サービスとレシーブは、1ゲームごとに交代する。コートは、奇数ゲームが終わるごとに交代する。 ・ 4点を先取したプレイヤー、またはチームがそのゲームの勝ち。 ・ 3対3はジュース。2点連取したほうが勝ち。 ・ 1試合は5回ゲーム(3ゲーム先取)で行う。 ・ サービスは、サーバーがボールを60p以内の高さから地面に落とし、バウンドしたものを打つ。サービスは1回。 ・ サービスは、ベースラインの後ろに立ち、右側のコートから始め、対角方向のサービスコート内に入れる。 1ゲーム終了まで、左右交互に行う。 ・ サービスがネットに触れて、相手側サービスコートに入った場合は、再びサービスを行う。
フリーテニスの起源は、太平洋戦争後の日本に駐留していた米国軍人と、その家族が楽しんでいたパドルテニスであるといわれています。その当時の国内では、そのほかにも板切れラケットで打ち合う遊びが各地で行われていました。
これらのゲームをヒントに、よりスポーツ性を高めたゲームとして、吉田正明と青木泰三が考案し、競技規則を確立させました。
このテニスは、卓球の気軽さと、テニスのダイナミックな動きをもつ独自なゲームとして発展し、自由に楽しめるスポーツであることを願って、“フリーテニス”と命名されました。
もくじへ