ラケットボール

--- Rucquet ball

●概要

 4面の壁と天井、床に囲まれた四角い空間がラケットボールの空間です。フロントウォール(前面の壁)に当たってクッションしてきた相手のボールを、床にツーバウンドする前にフロントウォールに打ち返します。返ってくるボールはその方向、角度、スピード、スピンの状態によって、多彩な球筋となって返ってきます。

 【特徴】
 1)ラケットが短く、初心者でも打ちやすく、すぐにゲームを楽しめる。
 2)ボールをハードヒットできるので、短時間で多くの運動量が得られる。
 3)インドア競技なので、天候、季節に左右されない。
 4)ハイスピードのボールが返ってくるので、目を保護するアイガードをつける必要がある。

●用具

 1)ラケット
  テニスラケットに比べて柄が短いので、手のひらの感覚で打てる。プレー中にラケットを飛ばさないようにリストコードをつける。

 2)ボール
  直径5.7p、重さ40g。かなりの反発力がある。

●歴史

 1949年にアメリカでジョーソーベックによって考案され、1969年正式にラケットボールと命名されました。1970年代の普及はめざましく、YMCAのハンドボールコートで行われていたローカルスポーツは、一挙に1,500〜2,000万人の愛好者人口をもつブームを起こしました。現在では、アメリカ、カナダ、メキシコ、ドイツ、オランダ、アイルランドで行われています。

 日本においてははじめ、東京や神戸のYMCAのハンドボールコートを利用して、一部の愛好者で行っていました。

 現在では日本アマチュアラケットボール協会と日本ラケットボール連盟が設立され、専用コートもつくられています。


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