バイシクルモトクロス

---Bicycle motocross

●概要

 車輪の直径が20インチ以下の専用自転車で、200〜600mのコースを1周する競技です。コースの途中にジャンプ台、バーム(コーナーリング)などの障害物を設け、5〜6名の選手によって着順を競います。

 1970年代の初頭に、アメリカ・カリフォルニア州の子どもたちの間で始まりました。その後、1974年には競技会が開催され、1978年には、インディアナポリスで世界大会が開催されました。

 現在では、アメリカ、オーストラリア、オランダを中心に50万人の愛好者がいるといわれております。日本でも、ナショナル・バイシクル・アソシエーション・ジャパンが1979年に発足し、普及に努めています。

●用具

 1)BMX専用自転車

 2)その他 ・・・ ヘルメット、グローブ、ゴーグル、膝当て、すね当て

●競技方法

 ・ 専用コースを設定する。

 ・ コースには、ジャンプ台やバームなどの人工的な障害物がある。

 ・ いかに速くゴールするかが勝負、自転車で行うモトクロスといったような競技。

 ・ 相手の進行を肘で妨害すること(エルボー・ファイティング)も認められている。

 ・ 自転車のナンバープレートの数字は、前年度のランキングにより決められており、小さい数字ほど上位になります。

●楽しみ方

 勝敗の8割は、スタートダッシュで決まるといわれています。最初のコーナーに、トップで突っ込むように努力しましょう。ブレーキは極力使用しないようにします。

 ジャンプは後車から着地するようにし、なるべく遠く低く行います。落車が多くケガも絶えませんが、専用のコースで行えば大きなケガは少なくなります。


もくじへ