23 ゲートボール
場所 人数 対象年齢 運動強度
屋内外 1チーム
5人
誰でも可 中度
特 色

 ゲートボールは、1947年、フランスの伝統競技クロッケーをもとに北海道で考案された団体ゲームです。ゴルフ、ビリヤード、チェス、オセロなどの楽しさをミックスしたスポーツで、ワンプレーで局面が逆転するエキサイティングなゲームです。高齢者の健康保持スポーツとして全国的に広がりましたが、今では世界約20ヶ国、推定一千万人以上が楽しむ国際的スポーツに成長し、最近は10代・20代の参加者も増え、ジュニアの地域大会、全国大会も各所で盛んに開かれるようになっています。

用 具

<スティック>

 直円筒を原則とする18cm〜24cmのへッド及び長さ50cm以上のシャフトからなるT字型で、重量及び材質の制限はない。

<ボール>

 直径7.5cm、重量230gの合成樹脂製の球体で均一のもの。赤・白、5個ずつ計10個。赤球には奇数番号、白球には偶数番号を表示する。

<ゲート>

 コの字型で、直径1cmの丸棒を使用する。

<ゴールポール>

 直径2cmの丸棒をコートの中心に地表より高さ20cmとなるよう垂直に固定する。

コート

  インサイドライン
  縦15〜20m × 横20〜25m

  アウトサイドライン
  インサイドラインの外側1m

競技方法

(1)

5人対5人(紅白に分かれる)

(2)

 競技は、30分間。1プレーを10秒間で行う。1番から10番までの競技者が同一番号のボールを番号順に紅白交互プレーを行う。第1、第2、第3ゲートを通過させ、最後にゴールポールに当てて上がりとなる。

得 点

点数

 第1ゲート通過のボール

 第2ゲート通過のボール

 第3ゲート通過のボール

 上がりのボール

合 計

(3)

得点は、ボールがゲートを順番に通過するごとに各ゲート1点、上がりは2点となり、上がりとなって競技者の得点は5点となる。

(4)

 競技中どちらか一方のチーム全員が上がりとなり25点を取得した時点でそのチームは勝ちとなるが、競技開始から30分経過してもどちらのチームも全員上がれなかった場合は、競技終了時の総得点数の多いチームを勝ちとする。

(5)

第1ゲートは、スタートエリア内からの1打で通過し、インサイドライン内にボールが残っておれば通過成功。もう1回ボールを打って次に進める。通過しなかったり、通過してもインサイドラインの外に出た場合は、通過不成功といい、次の打撃順番まで待って、再びスタートエリアから打ち直す。

(6)

第1ゲート通過成功後のプレーによってボールがインサイドラインの外に出た場合は、次の打撃順番のとき、インサイドラインの出た地点の10cm外側の地点からボールを打ち入れる。

* タッチ&スパーク攻撃 

(1)

 自分の打ったボールを、他のボールに当てることをタッチといい、自分の打ったボールもタッチしたボールもインサイドライン内に残っておれば、スパーク攻撃に権利が得られる。

(2)

 自分のボールが止まった位置で、自分のボールを片足で踏みタッチしたボールを打ちたい方向に接触させて置く。その状態で自分のボールを打ち、その衝撃でタッチしたボールだけを動かす。スパーク攻撃に成功するともう一度打撃して次に進むことができる。

スパーク攻撃は味方チームのボールを有利な位置に進めたり、相手チームのボールを妨害したりして戦況を有利に展開するなどゲームの中で重要な役割を果たす攻撃方法である。

問い合わせ先
 富山県ゲートボール協会
 〒939−2718 砺波市林1161
 となみ研光社内
 TEL 0763−32−2332

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