ゲートボールは、1947年、フランスの伝統競技クロッケーをもとに北海道で考案された団体ゲームです。ゴルフ、ビリヤード、チェス、オセロなどの楽しさをミックスしたスポーツで、ワンプレーで局面が逆転するエキサイティングなゲームです。高齢者の健康保持スポーツとして全国的に広がりましたが、今では世界約20ヶ国、推定一千万人以上が楽しむ国際的スポーツに成長し、最近は10代・20代の参加者も増え、ジュニアの地域大会、全国大会も各所で盛んに開かれるようになっています。
<スティック>
直円筒を原則とする18cm〜24cmのへッド及び長さ50cm以上のシャフトからなるT字型で、重量及び材質の制限はない。
<ボール>
直径7.5cm、重量230gの合成樹脂製の球体で均一のもの。赤・白、5個ずつ計10個。赤球には奇数番号、白球には偶数番号を表示する。
<ゲート>
コの字型で、直径1cmの丸棒を使用する。
<ゴールポール>
直径2cmの丸棒をコートの中心に地表より高さ20cmとなるよう垂直に固定する。
インサイドライン 縦15〜20m × 横20〜25m
アウトサイドライン インサイドラインの外側1m
(1)
5人対5人(紅白に分かれる)
(2)
競技は、30分間。1プレーを10秒間で行う。1番から10番までの競技者が同一番号のボールを番号順に紅白交互プレーを行う。第1、第2、第3ゲートを通過させ、最後にゴールポールに当てて上がりとなる。
得 点
点数
第1ゲート通過のボール
1
第2ゲート通過のボール
第3ゲート通過のボール
上がりのボール
2
合 計
5
(3)
得点は、ボールがゲートを順番に通過するごとに各ゲート1点、上がりは2点となり、上がりとなって競技者の得点は5点となる。
(4)
競技中どちらか一方のチーム全員が上がりとなり25点を取得した時点でそのチームは勝ちとなるが、競技開始から30分経過してもどちらのチームも全員上がれなかった場合は、競技終了時の総得点数の多いチームを勝ちとする。
(5)
(6)
* タッチ&スパーク攻撃
自分の打ったボールを、他のボールに当てることをタッチといい、自分の打ったボールもタッチしたボールもインサイドライン内に残っておれば、スパーク攻撃に権利が得られる。
自分のボールが止まった位置で、自分のボールを片足で踏みタッチしたボールを打ちたい方向に接触させて置く。その状態で自分のボールを打ち、その衝撃でタッチしたボールだけを動かす。スパーク攻撃に成功するともう一度打撃して次に進むことができる。
■
スパーク攻撃は味方チームのボールを有利な位置に進めたり、相手チームのボールを妨害したりして戦況を有利に展開するなどゲームの中で重要な役割を果たす攻撃方法である。
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