27 フットサル
場所 人数 対象年齢 運動強度
屋内外 1チーム
5人
誰でも可 強度
特 色

 サッカーの王様ペレも、ジーコも、ミニサッカー育ちです。ミニサッカーは広い場所や本格的な競技場がなくても、どこでも、少人数でもルールの工夫により場所の設定、チーム編成ができ、誰でも楽しめます。
 また、ミニサッカーはボールに接するチャンスが多く、自然とボールコントロールやドリブルが上達します。また、判断状況の育成など得るものがたくさんあり、その上ボールに触っている時間が長くて楽しい魅力的なスポーツです。
 フットサルとは、1994年にFIFA(国際サッカー連盟)が、ミニサッカーの国際的な大会を開催するに当たり、各国ばらばらであったルールを統一し、正式名称を「FUTSAL」(フットサル)としたものです。

用 具

 <ゴール>

高さ2m×幅3m(ハンドボールコートと同じサイズ)

 <ボール>

フットサル専用ボール。専用ボールがない場合は普通のサッカーボールでよい。

 <シューズ>

アップシューズ、運動靴(スパイクは禁止)

コート
コートの標準(ライン幅は8cm)
 (1) 小学生までは縦16〜18m×横28〜32m
 (2) 中学生以上は縦18〜20m×横35〜40m
 (3) 国際試合では縦20m×横40mが規準

バスケットボールのコート(縦15m×横28m)ぐらい
のコートの場合はペナルティエリアを4mにする。
競技方法

(1)

競技時間

前半、後半それぞれ20分、ハーフタイムは10分以内。

(2)

競技者数

1チーム5人。うち1人はGK。交代要員は最高7人まで。
(1チーム12人で編成)

(3)

フリーキック

相手プレイヤーはボールから5m以上離れなければならない。

(4)

交代

1

 交代は試合中交代ゾーンから自由にできる。ただし、プレー中の選手が完全にコートを出てから交代選手が入る。

2

 GKの交代はアウトオブプレ-のときに審判に通告してから行う。

3

 交代時にプレイヤーがコート外に出る前に交代プレイヤーがコート内に入った場合、交代プレイヤーに警告と、相手チームに競技を停止した時のボールの地点より間接フリーキックが与えられる。ただし、その地点がペナルティーエリア内であれば6mライン上から行う。

(5)

 反則は、サッカーの規則に準じるが、ショルダーチャージとスライディングタックル(GKも含む。)は禁止。反則があった地点から相手側に直接フリーキックが与えられる。

(6)

 スローインでなくキックインで競技開始。ボールはタッチライン上に静止しておかなければならない。コーナーキックはタッチラインとゴールラインの交わる角にボールを置いて蹴る。

(7)

 直接フリーキックとなった反則をチームで前後半それぞれ5つ犯すと、直接フリーキック、間接キックにかかわらず、6つ目の反則から相手チームに直接フリーキックが与えられる。(反則の累積)

(8)

ゴールクリアランス
 サッカーのゴールキックに交わる。ゴ-ルクリアランスは、ゴールキーパーが手でボールを投げる。ただし、ノーバウンドでハーフラインを越えると、相手チームにハーフライン上の任意の地点から間接フリーキックが与えられる。オフサイドのルールはない。

(9)

ゴールキーパーのプレイ

1

 4秒ルール  いかなるプレーも4秒以内(ドリブルも含む)
 罰則  間接フリーキック

2

 スローイングとパンとキックはノーバウンドでハーフラインを越えてはならない。

3 

キーパーへのバックパス
 サッカーの規則に準じる。
 (ペナルティエリア内であれば6mライン上より間接フリーキック)

4 

4秒ルール 
 キックイン、フリーキック、コーナーキック、ゴールクリアランスなどのリスタートは4秒以内に行わなければならない。4秒を越えると相手チームに間接フリーキックが与えられる。

5 

2分間退場(退場者はもちろんベンチにも座ることができない。)
 退場者が出たチームは少ない人数で競技する。2分経過しても得点がない場合は退場者の代わりのプレイヤーを補充することができる。ただし、2分経過する前に得点があった場合には次のようにする。

ア 

  5人対4人、5人対3人、4人対3人で競技しているときに、人数の多いチームが得点した場合、人数の少ないチームはプレイヤー1人を補充することができるが、人数の少ないチームが得点した場合の補充は認められない。

イ 

  4人対4人、3人対3人で競技しているときに、どちらかのチームが得点した場合には両チームともにプレイヤー1人を補充することができる。

(10)

審判の方法

主審(1名)
・競技中はもちろん、競技に関する事実についての最終決定権は主審にある。競技規則を施行する。
・タイムキーパーがおかれていない場合には主審が計時する。

2

 副審(1名)
・主審と反則側のサイドの競技場を行動する。試合時間を除いては主審と同じ権限を持つ。ただし、両者の間に不一致が生じたときは、主審の決定が優先される。
・タイムキーパーがおかれていない場合には、競技者が退場を命じられた後の2分間の罰則時間を計測する。
・「自由な」交代が正しく行われていることを確認する。

タイムキーパー(1名)
・試合前半、後半、延長時間の終了を笛または他の信号で主審に知らせる。
・アウトオブプレイになったとき時間を止める。
・退場の時の罰則時間(2分間)を計時する。

(11)

その他

 フリーキックにおいて直接フリーキックと間接フリーキックを区別するために、間接フリーキックを与えた場合には、両審判は一方の腕を頭上に上げて建設フリーキックであることを示す。

問い合わせ先
 富山県サッカー協会
 〒930-0853
 富山市永楽町22-18 松本ビル2F
 TEL 076−441-0403

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