1)倒れている人の右側にひざをつく。
2)まず意識の有る無しを確認する「大丈夫ですか?」と言いながら肩を叩く。
3)意識がないとき‥「だれかきて」と大声で叫ぶ。
4)気道を確保して呼吸の有る無しを確かめる。
気道の確保 ‥ 左手を額に右手であごを上に引っ張りあげるように頭を後ろに傾ける。
呼吸の確認のやり方 ‥ 同時に左耳を口に近づけて呼吸音を聴き、目で胸の動きを見る。

5)呼吸がなければ、右手であごを引き上げたまま、すぐさま左手で鼻をつまみ、口から2回続けて息を吹き込み
胸が膨らむのを確かめる。胸の膨らみがない場合、気道の確保が確かなら異物による気道狭窄を疑う。
6)左手で気道の確保を維持したまま頚動脈の拍動を触れる。
頚動脈拍動の触知法‥まず右手指先にて“のどぼとけ”(甲状軟骨)をふれ、次いで指先を外側にずらして
頚部前方の筋肉との間に置き、頚動脈の拍動を触れる。
7)頚動脈拍動が触れない場合、「救急車(119番)を呼んで!」と叫んで、心臓マッサージを開始する。
8)1.2.3.4.5
………12 13 14 15と声を出しながら心臓マッサージを行い、15回に2回の割合で人工呼吸を行う。
心臓マッサージは、80〜100/分の割合で行う。

※手の位置の決め方
右手中指を肋骨下縁に添って中心部まで動かし、中心の切れ込み(剣状突起と胸骨との接合部)を確認する。右手中指をそのままにして左手の関節部を右手示指に添えておき、次いで右の手のひらを左手の上に置く。左手の指の間に右手の指を入れ、両肘をしっかりと延ばして体重をかける。
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