パレス便り195号

　富山県総合体育センター開館以来実施されている、パレススポーツセミナーの受講生と定期的活動団体（フランチャイズ）を核として、施設中心の総合型スポーツクラブ「パレススポーツクラブ」が２月23日、設立総会を経て誕生しました。

　ここにいたるまで６回の「パレスクラブ研究会」や「モデルスポーツクラブ育成研究会」「パレススポーツクラブ設立発起人会」「パレススポーツクラブ運営連絡協議会」等の会議で各方面の方々の意見を伺い検討を重ね、今回の設立となりました。総会には、県スポーツ課高森勇課長ほか多くの来賓のご出席をいただき、その後、記念パーティーも開かれ、席上でこれからの活動に期待を寄せておられました。

　今後は、小林福治会長（富山スイミングパレス）と水野雅人副会長（テニスジュニアセミナー指導者）、西島真知子副会長（西島ビーチ）を中心に、会員のスポーツ活動の振興と健全な普及発展、健康の保持増進及び競技力向上のために多彩なメニューや魅力あるイベントを自主的に開催されるものと思います。

■県内クラブ育成奮闘記（大島町）

　来年度より総合型地域スポーツクラブ育成に向けて本格的に取り組んでいく予定の大島町では、町体育協会が主体となって各種スポーツ団体や町民の方々に理解いただけるよう、研修会を開催されました。

　金沢大学佐川哲也先生の基調講演「スポーツが育てる大島の人・地域・未来」では、絵本の町大島町にあわせて、絵本とスポーツの相違点・共通点から話をはじめられ、その後、地域スポーツの現状、「スポーツ振興基本計画」と総合型地域スポーツクラブについて、そして、最後に大島町のスポーツの未来についての提言をいただきました。

　引き続いて行われたパネルディスカッションでは、体育協会、体育指導委員、スポーツ少年団、学校関係者のそれぞれ代表者がパネラーとして「各種スポーツ団体の現状と今後の課題」について発表されました。発表後は、会場と一体となった意見交換や質疑応答で盛り上がり、スポーツタウンおおしまの実現に向けて、町民の方々と共に考えるいい機会となりました。



明日の生涯スポーツの基盤づくり	Ｖｏｌ.25