各種大会お知らせ利用予定表



毎月第3土曜日(16:00〜17:30)開催
クラス定員受講料(保険料含)教室開催日
水泳
コース
A かなづちコース
(まったく泳げない方)
10名500円/回11月20日(土)・12月18日(土)
2月19日(土)・3月19日(土)
A 初級コース
(息継ぎができない方)
10名500円/回11月20日(土)・12月18日(土)
2月19日(土)・3月19日(土)
A 中級コース
(25m以上泳げる方)
10名500円/回11月20日(土)・12月18日(土)
2月19日(土)・3月19日(土)
A 上級コース
(100m楽に泳げる方)
10名500円/回11月20日(土)・12月18日(土)
2月19日(土)・3月19日(土)
歩行ウォーキングコース
(地上では出来ない
歩き方をする)
25名500円/回11月6日(土)・1月15日(土)
【申し込み・問い合わせ】富山県高岡総合プール TEL0766-28-1166

 富山県高岡総合プール 坂田 芳寛

 高岡ダイビングクラブの選手(中学生2名・小学生2名)たちは、初歩から指導し始めて3年目、昨年までは北信越予選会において石川県、新潟県など全国大会で活躍している県には遠く及ばないレベルにありましたが、今シーズンようやく県外の選手達とも競え合えるレベルまで成長し全国中学校水泳競技大会、全国JOCジュニアオリンピックカップに出場することができました。
写真:全国JOC、3Mシンクロナイズドダイビング
【北信越JOCジュニアオリンピックカップ 成績】
・柴田 莉奈(伏木中2年)
 
14〜15歳 飛板飛込み
14〜15歳 高飛込み
2 位(全国大会出場)
優  勝(全国大会出場)
・関 亜喜奈(伏木小6年)9〜11歳 飛板飛込み優  勝(全国大会出場)
・前澤 篤志(能生小5年)9〜11歳 飛板飛込み6  位(全国大会出場)
・伊東 寿美(国吉中3年)
・柴田 莉奈(伏木中2年)
3Mシンクロナイズドダイビング公開競技(全国大会出場)


【全国JOCジュニアオリンピックカップ 成績】
・伊東 寿美(国吉中3年)
・柴田 莉奈(伏木中2年)
3Mシンクロナイズドダイビング3 位
・関 亜喜奈(伏木小6年)9〜11歳 飛板飛込み8  位
・柴田 莉奈(伏木中2年)14〜15歳 飛板飛込み
14〜15歳 高飛込み
決勝進出
決勝進出





監視員 田澤 智子

 今年は例年に比べて暑い夏でしたが、去年に引き続き50Mプールの監視員として毎日忙しくも充実した日々を送ることができました。人々の安全に密接に関連した仕事をすることにより、命の大切さを改めて認識する経験でもありました。また、個性豊かな監視員の仲間達と励ましあいながら友情を育めたことは、自分にとって大切な財産になったと思います。
 プールサイドに置かれたパラソル付きの監視台のもとに座り、泳ぐ人を見張っているこの仕事は、一見簡単そうに見えますが、実はそうでもありません。監視員はとても大切な役目を果たしているのです。
 安全を配慮した結果だと思いますが、今年は4人体制から6人体制へとさらに充実した監視体制が組まれました。そのためプールの隅々まで目を届かせるのが一層容易になりました。また、不測の事態というのはいつ何時発生するのか分からないので、仲間との協力が大変重要であり監視員は常に注意力を保ち一瞬たりとも油断できないのです。
 さらに、今年は連日30℃を越す炎天下のなか、熱中症や日焼けに注意しながらの監視は集中力を必要としましたが、疲れすぎないようによく調整されたスケジュールが組まれていたので無事やり遂げることができました。
 人工呼吸や心臓マッサージ、応急処置の方法など実践的な技術も身についたので、これからも大いに役に立つと思います。夏の間、去年と今年を通じて監視員の仕事を経験したことにより、安全は多くの人の手を通して維持されていることを実感しました。大変なこともありましたが、この仕事から学んだことは大きな価値があると思います。




 水泳は持久力をつける、すなわち有酸素運動にはもってこいのスポーツである。
 陸上で行うスポーツは、常に一気圧の環境下である。これに対して水泳では、普通は水面下30〜50センチメートルの深さで泳ぐことが多いが、それでも陸上よりも0.03〜0.05気圧余計な圧力を受けている。
 この水圧のために、骨格に囲まれていない腹部が縮む。そのため横隔膜が押し上げられ、肺の容積が少なくなる。そこで必然的に呼吸数が多くなるから、軽く泳いでも、陸上で同じような強さのトレーニングをするよりも大きな効果が期待できるのである。
 したがって、水泳では息つぎが大切な練習で、これがうまくいくと水泳の上達も早い。
 やはり、意識的に空気を吸い込もうとするのではなく、水中で十分に空気を吐き出すことを心がける。その後、空中で口を開ければ、自然に空気が吸い込める。




 日本の古式泳法の中に50メートル程度の潜水と水底歩行があって、戦国時代には城攻めの際に堀を渡るのに用いられたという。
50メートルの潜水時間は約1分30秒だから、一般人でも少し鍛錬すれば十分に可能である。ギネスブックには35分という長時間潜水が記録されている。吸息運動を一時中止しているだけで肺胞や末梢組織でのガス交換は十分におこなわれている。
 長時間の潜水には、むしろ意志気力が必要である。息を止めていられる時間を体力テストに用いた人がいたが、これは精神力(意志)を試すテストになっても、生理的なテストにはならない。精神力の限界は生理的限界とは無関係だからである。
 海女は5〜7分間も海底で仕事をする。これも、鍛錬の結果、息を止めたり吐いたりすることに慣れているからである。しかしそれと同じに、無呼吸状態の苦しさに耐えることのできる忍耐力を必要とするだろう。
 潜水も水底歩行も、移動しながら、ほんの少しずつ息を吐き続けていくのがコツである。
著者  富山県国際健康プラザ・健康スタジアム館長  永田 晟 (呼吸の奥義より)