season line KYUDO
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[ワンポイント豆知識]
●射法八節
1. 足踏み(あしぶみ)
足先を的の中心線上に左右に一直線に踏み開く動作。幅は身長の約半分。足の角度は60度。
2. 胴造り(どうづくり)
正しい姿勢を作り、身体の各部が不均等にならないように安定させ、心身の統一を図る。
3.弓構え(ゆがまえ)
正しい姿勢を崩さないで、弓を射る動作に入る構えをする。顔を正しく的に向け、呼吸を整える。
4. 打起こし(うちおこし)
弓を正面または斜面に頭上にまで持っていき、ここから弓を引き絞る動作になる。
5. 引き分け(ひきわけ)
左右均等な力で弓と弦を引き分けて、自分の矢の長さいっぱいに引き絞る。
6. 会(かい)
引き分けが完成された状態を会という。ここで心身を統一させて発射の機を熟させる。身体の縦線と腕の横線の動きを十文字にして、どこまでも伸びる気持ちで満を持す。
7. 離れ(はなれ)
葉端にたまった雫(しずく)が自然に落ちるように、十分に心身ともに伸び合った末に、気合いの発動とともに離れる。
8.残心
矢が放たれた後の姿勢をいう。残心は射の総決算である。残心の善し悪しで射全体の判別ができる。
礼儀と作法を重んじる伝統武道

●決められた距離から和弓で矢を射ることにより的に当て、その的中や得点を競い、礼儀と作法を重んじ、精神の統一を重視する日本の伝統的スポーツです。競技には「近的競技」と「遠的競技」があります。
競 技 方 法
●国体では下記の要領で、近的・遠的とも3人の団体戦で競技する。
●近的競技は、射距離28m、的の大きさ36cmで、的中制により競技する。
●遠的競技は、射距離60m、的の大きさ100cmで、得点制により競技する。
これだけは知っておきたい用語集
跪坐/爪立って腰をおろした姿勢。
立順/弓を射る順番。
弦道/弓を引き分けるときの弦を引く手の通り道を言い、正しくなければ射が成功しない。
矢尺/各人の腕の長さを基準とした矢の長さ。
射法八節/弓を引く動作を八つの節に分けて「射法八節」といい、これを正確に行うことで高度な的中率が生まれてくる。この八節は別々なものではなく、初めから終わりまで一連の動作で、一貫した流れによって行うことが必要。(1.足踏み〜2.胴造り〜3.弓構え〜4.打起こし〜5.引き分け〜6.会〜7.離れ〜8.残心)
競技のおこり
 約2万年前に1m程度の短弓が日本に渡来したと言われています。「弓道」の語は江戸時代に用いられていますが、明治時代の学校教育に、体育として古来の武術が採用されるにおよんで、弓術は「弓道」となりました。敗戦により学校弓道が禁止されていましたが、昭和26年には講和条約が締結され、学校弓道が認められることとなりました。
●大島町弓道場(近的)
 【大島町新開発296】TEL0766-52-3400
 CHECK!! 弓道の町となった大島町の中核施設。
●大島町中央公園特設遠的競技会場(遠的)
 【大島町新開発(中央公園内)】TEL0766-52-0065(大島町国体室)