チュックボール

---Tchouk ball

●概要

 弾力のあるネットに、ボールをシュートし合うゲームです。ハンドボールによく似ていますが、シュートしただけでは得点になりません。ネットからはね返ったボールは、守備側がダイレクトキャッチしなければなりません。キャッチに失敗すれば、シュート側の得点となります。

 ボールのパス、キャッチ、シュートの技術は、ハンドボールに似ていますが、ドリブルはありません。また、パスカットなど、相手チームへの妨害も一切禁じられているため、球技に不慣れなプレイヤーでも楽しむことができます。

 攻撃や守備の際に、妨害行為が全くないので、ゲームはシュートとキャッチの攻防に集約されます。

●用具

 1)ボール
  ハンドボール3号球。空気圧はやや高め。

 2)ネット
  トランポリンを小型にしたような器具。
  ネットがゴムで、鉄枠に強く張られている。95〜100×95〜100pの正方形。
  土や芝の上では、付属のペグ(杭)で固定する。体育館では、ガムテープやマットなどで固定する。

●競技方法

・ ワンネットの場合は6人対6人。ツーネットの場合は9人対9人で行う。

・ 試合は3ピリオドで行い、各ピリオドの間に5分間の休憩をとる。
 各ピリオドの時間
  ○中学生以上の男子・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 15分
  ○中学生以上の女子、小学生男子、高齢者・ ・ ・ 10分
  ○小学生女子・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・7分

・ スローインは、ワンネットの場合、ネットの反対側エンドラインの外から行う。

・ 両手、両こぶし、頭、胴体などを使って、掴む、打つ、投げることで押し進める。

・ ボールを持って3歩あるくこと、3秒保持することが許されている。

・ シュートしてネットからはね返ったボールが、立ち入り禁止区域を除くコート内の地面に落ちたとき、あるいは守備側が
 キャッチできずに落としたとき、攻撃側の得点となる。

・ シュートしてネットからはね返ったボールが、立ち入り禁止区域に落ちたとき、シュートしたボールがネットに当たらなかった
 とき、コート外に落ちたときは守備側の得点となる。


もくじへ