カバディ

---Kabaddi

●概要

 カバディは、インドやバングラディシュで、数千年の歴史を持つ伝統的なスポーツ。かつてインドでは、獣を数人で囲みながら捕らえるという狩りがあり、このスポーツの起源と言われています。

 ゲームの基本は、攻撃手(レイダー)が相手方にタッチすることと、「カバディ」という単語を一息で連呼しながら、自陣コートに帰ってくることです。トップレベルのプレイヤーによるゲームは、格闘技のような激しさがあります。瞬発力、集中力、あるいは一瞬の判断力が要求され、レイダーは息を吸わないで攻撃しなければならないので、無酸素的能力という独自の特性が要求されます。

●競技方法

 ・ 7人対7人で行う。

 ・ 攻撃側と守備側のコートに分け、攻撃と守備は交代で行う。

 ・ 攻撃側は、守備側のコート内に、レイダーを1人ずつ送り込み、守備側のプレイヤーにタッチしようとする。タッチが成功し、
  攻撃側コートに戻ると1点を得る。

 ・ タッチされた守備側のプレイヤーは、一時的に退場する。

 ・ レイダーは、1回の呼吸で息の続く限り、攻撃中『カバディ』を連呼しなければならない。

 ・ 守備側のチームは、普通、手をつなぎながらレイダーの攻撃に備え、レイダーが自陣のコートに戻るのを阻止する。
  レイダーが攻撃に失敗したら守備側に1点が入る。

 ・ 一方のチームが全員退場してしまったら、相手チームに2点を与え、全員がコートに復帰し、再開する。


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