輪投げとホースシューズの歴史は、密接に関係があります。馬の足につける蹄鉄(ホースシューズ)は、現在ではU字型をしていますが、古代ギリシャやローマ時代にはリング型、つまり輪だったのです。ですから、ホースシューズ投げのゲームも、リング型からU字型へと移行していき、輪投げのゲームと分化しました。
輪投げのルーツは、古代ギリシャ時代の円盤投げです。最初は、不用になったホースシューズを、より遠くへ投げることを競い、円盤投げを模倣していました。そのうち、遠投をやめて、ステークに向かって投げるようになりました。
ローマの兵士は、ギリシャから輪投げとホースシューズのゲームを持ち帰り、ローマ人がイギリスに侵略したときにこのゲームが伝えられました。イギリスでは輪投げが好まれました。その後、イギリス兵士たちがアメリカにホースシューズを紹介しました。
最初の輪投げのルールが設定されたのは1869年で、アメリカのプレーヤーは輪の代わりにホースシューズをステークに投げました。1899年、アメリカで最初のホースシューズクラブが組織され、次第に全米に普及され、1921年に全米ホースシューズ協会が設立されました。
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