バスケットピンポン

--- Basket ping-pong

●概要

 バスケットピンポンは、ごく狭い場所で楽しめるように考案されたミニ卓球の一種です。

 小さな台の両端には直径10pの穴があり、ボールはその下のバスケットに納まる仕組みになっています。このバスケットがゲームの由来で、“バスケットピンポン”と名付けられました。

 台が小さいため、運動量がそれほど多くはありません。パワーよりは、微妙なコントロールや鋭い反射神経が要求されます。

 バスケットピンポンを考案したのは和歌山市の北原雄一で、1966年頃から普及を始めています。その後職場スポーツとして人気をよび、大会も開催されるようになりました。

●用具

 1)バスケットピンポン台

 2)ボール ・・・ 白色無光沢のセルロイド製。

 3)ラケット ・・・ 卓球のラケットでもかまわないが、反発力がやや強いので、専用のラケットを使用する。

●競技方法

 ・ 個人戦は(1人対1人)、あるいは団体戦(3人対3人)

 ・ サービスは1本。

 ・ サービスには、ラケットは使用しない。ラケットを持たない側の手のひらにボールをのせ、自陣コートにボールを投げ当て、
  そのバウンドでネットを越え、相手コートに入れる。

 ・ 自陣コートでワンバウンドしたボールが、ネットを越えてノーバウンドで相手のバスケットに納まったときを、ストライクと
  呼ぶ。

 ・ ストライクは、ノーカウントとし、次のサービスは、ストライクを出したサーバーが決める。

 ・ 打ち返したボールを、ノーバウンドで相手コートのバスケットに入れることをヒットといい、2点が与えられます。

 ・ 1セット11点、または12点を先取する。ただし、1回以上のヒットを含んだ得点でなければならない。

 ・ ヒットを含まず、10点になったことを“ノーヒット・テン”といい、点数は10点でストップする。10点になったときに、
  相手が0点ならセットを取ることができる。セットを取るためには、ヒットを1本取るか、それ以後の勝ち点分を相手の
  得点から減点し、相手の得点が0点になったとき、このセットを取ることができる。

 ・ 3セットマッチで、2セット先取した方が勝ち。


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