スカッシュ

--- Squash

●概要

 スカッシュは、15〜16世紀のイギリスで始まったといわれています。このゲームの起源は、城壁あるいは刑務所の壁に、ボールを打ち当てていた遊びであるといわれておりますが、確証はありません。

 日本に紹介されたのは、1927年(昭和2年)と意外に古く、一部の上流階級によって楽しまれていたようです。一般に広まったのは比較的新しく、1970年(昭和45年)横浜市鶴見のスカッシュクラブが発足してからです。その後専用コートも増え、現在のコ ート数は150ぐらいと推定されています。

●用具

 1)スカッシュラケット
  テニスのラケットに比べ、打撃部分が小さくなっている。長さ70p、幅18p、重さ200〜260gが標準。

 2)ボール
  黒色のボールで、つや消し加工が施されている。直径が3.96〜4.12p、重さ22〜22.3gが標準。

 3)専用コート
  幅6.4m、奥行き9.75m、高さ4.5mの四面に囲まれたボックス型のコートを用いる。

●競技方法

 ・ シングルスかダブルスで行う。

 ・ サーバーはフロントウォールのカットライン上部に、ボールを当てなければならない。はね返ったボールは、
  相手コート内にノーバウンドで入れなければならない。

 ・ レシーバーは、左右と後方の壁を使って、ワンクッションを入れてフロントウォールに打ち当てても、直接打ち当てても
  かまわない。

 ・ 次のようなときにミスになる。
    1)床の上にボールが2回バウンドしたとき。
    2)フロントウォール、サイドウォール、バックウォールの外に出たとき(ラインの上はアウト)
    3)フロントウォールの下部のテルテールに当たったとき。

 ・ サーバーがミスしたときは、レシーバーの得点になる。

 ・ ワンゲーム9点先取で、3または5セットマッチで行う。


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