グラススキー

---Grass ski

●概要

 グラススキーは、芝生の斜面をキャタピラーベルト付きのスキーで滑り降りる、オールシーズンのスキーです。

 もともとは、スノースキーの夏季トレーニングとして、ドイツのヨーゼフ・カイガルが1960年代に考案したものです。ワールドカップのレーサーたちも、グラススキーを導入し、大きな成果を挙げています。

 日本でも、各スキー場がスノースキーのオフ対策として、グラススキーを展開するようになりました。

●用具

 1)グラススキー ・・・ 長さ約70p、高さ約10pが標準的。

 2)スキー靴、ストック ・・・ 雪上のものを使用します。

 3)その他 ・・・ ニーパッド、エルボーパッド、ヘルメット、グローブなどがあったほうがよい。

●楽しみ方

 基本的なテクニックは、雪上のものとあまり変わりませんが、横滑りと急停止はできません。また、スキーが短く、高さがあるところから、バランスの正確さが必要になってきます。

 まず、スタンスを広めにとり、両膝を内側にしぼるようにし、右、左と交互に体重をかけるように滑ってみましょう。脚の屈げ伸ばし運動は動作を大きくとり、ターンのキッカケをつかみます。


もくじへ