9 ペタンク
場所 人数 対象年齢 運動強度
屋外 3人対3人
以内
誰でも可 軽度
特 色

 ペタンクは道具を使って行うスポーツの中でも比較的簡単で、しかもゲーム性を失うことなく、どこでも、誰でもできるスポーツです。ルールは簡単ですが、ゲームの読みには経験を必要とします。実力的に開きがあっても、作戦ミスやゲームの流れで思わぬ不覚を取ることもあります。また地面のコンディションやゲームの展開などにより、投球方法を変える必要があり技術的な奥行きもあります。
 発祥はフランスで、ヨーロッパでは毎年世界大会が行われており、フランス文化圏では強い人気があります。

用 具
<ボール> 金属製(鋼鉄やステンレス) 直径7.05〜8cm、重さ650〜800g
<ビュット> 標的球のことをいう。木製、直径25mm〜35mm、重さは規定なし。
<メジャー> 2m程度のものがよい。
コート

(1)

幅4m×長さ15m以上あればよい。

(2)

投球サークルは、直径35cm〜50cm

(3)

ボールがバウンドしにくい地面が適する。
(砂利地や砂浜でも、又グラウンドでもでき、各々趣があって面白い)

競技方法
(1)  3人対3人(トリプルス)で行い、各プレイヤーの持ちボールは2個とする。2人対2人(ダブルス)、1人対1人(シングルス)で行うこともできる。
(2) ゲームの進め方
競技はどちらかのチームが、13点を先取するかで勝敗を競います。
1  全員コートに集合し、ジャンケン等でビュットを投げる権利を決める。
2  先攻チームに1人がスタート地点を定めて投球サークルを画き、この中からビュットを投げる。ビュットはサークルから6m〜10mの間に止める。(図1)
3  先攻チームの第一投者が、ビュットの近くに寄るようボールを投げる。
4  相手チームは先攻チームより一層近く寄るように何回でも投球する。
5  次に、ビュットよりボールが遠くなったチームが投球する。これを繰り返し、全投球した時点で最もビュットに近いボールのチームが勝ちとなる。
6  一方のチームが6球投げ終わっても、勝ったチームに残球があれば、更に得点を稼ぐために全球投げる。これで第1セット終了。
7  投球により、ボールを動かしたり、ビュットを動かすことにより得点することもできる。
8  このセットで勝ったチームが、次の第2セットで投球サークルを描き、ビュットを転がし、ゲームを進めていく。セットは、何回も繰り返して13点先取したチームが勝ちとなる。(投球サークルはセットごとに画く)
9  ポイントの測定は、最後にボールを投げたプレイヤー、または同チームの他のプレイヤーが行う。
(3) 得点の数え方 
 得点は、両チームのビュットから最も近いボール(べストボール)の確認から始める。相手チームのベストボールより味方チームのボールがいくつ近いか、その数が得点になる。得点はいつも片方にしかなく、一方はゼロになる。
<得点計算>(例)

(4)  ボールを投げるときは、サークルの線を踏んだり、ボールが地上に落ちる前に足を上げたりしてはいけない。
(5)  ボールを投げる順番は自由である。(連続して投げてもよい。)

問い合わせ先
 富山県ペタンク連盟 
 〒939−0662
 入善町下飯野新378-2
 TEL 0765−72−0591

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