富山県では、昭和60年(1985年)に、平成12年度(2000年度)までを計画年度とした生涯スポーツプランを策定し、これに基づいて、これまで、スポーツ振興に取り組んできました。 21世紀を迎えた今、生涯スポーツプランの後を引き継ぐ新たなスポーツ振興の指針が必要となっています。 生涯スポーツプランでは、「日本一のスポーツ県」の実現を目標に、各種施策を計画的に推進し、県民のスポーツ活動の拡大や子供たちの体力・運動能力の向上、本県選手の競技力の向上などの面で大きな成果をあげてきました。 その集大成として、県民の総力を結集して開催した2000年国体では、念願の天皇杯、皇后杯を獲得するとともに、21世紀のモデルとなる大会として大成功を収め、県民に大きな感動と活力を与えました。県民のスポーツに対する意識もこれまでにない盛り上がりを見せています。 また、このプランの推進により、各種スポーツ施設の整備が進むとともに、指導者や選手などの人材が育成されるなど、本県のスポーツを取り巻く環境は、大きく向上しています。 生涯スポーツプランの推進によるこのような成果を生かし、県民のスポーツ活動の一層の充実を図り、健康で活力あふれる県民生活を創造することが、今後の本県スポーツ振興の課題と言えましょう。 一方、近年、少子・高齢社会の進行や、自由時間の増大など、社会環境の変化にともない、県民のスポーツニーズが多様化・個性化しています。このため、これからのスポーツ振興にあたっては、県民の誰もが、それぞれの希望や適性、能力などに応じて、生涯にわたってスポーツに親しむことができる「生涯スポーツ社会」の実現に向けた取り組みが求められています。 富山県新世紀スポーツプランは、以上のことを踏まえ、21世紀初頭の本県スポーツ振興の方向を示すものとして、策定するものです。
2 プランの性格
3 プランの目標年次 プランは、平成13年度(2001年度)から平成22年度(2010年度)までを計画年度とし、目標年次を平成23年(2011年)とします。 平成17年度までを前期、それ以降を後期とし、平成17年度に見直しを行います。
4 プランの構成
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