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今回は、ジョギング時における腕振りについて説明します。腕振りというと一見、単純な動作に見えますが、間違った腕振りをすると走りに悪影響を及ぼします。例えば、腕振りが大きすぎると、歩幅が無理に広がり体力を早く消耗してしまいます。また、小さすぎると、前回号で説明したように猫背になりやすく、 骨盤が後傾になります。そうすると、足首や膝関節への負担が大きくなってしまいます。その他にも、脇が開いたままの状態や腕が伸びた状態など、様々な無駄な腕振りがあります。 特にランニング初心者で多いのは、手や肩に力が入り、腕振りが小さく肩が上がったままの状態で走るフォームです。手や肩に力が入ってしまうと、肩周りさらには背中全体まで筋肉が硬くなってしまい、自然に腕が振れなくなってしまいます。そこで手や肩に力を入れないように、自分に合ったスピードで無理のないように走ることをお勧めします。また、ジョギング時においての腕振りは一定の振り幅を保ったほうがいいでしょう。振り幅を一定にすることでリズムを作り、今までより長く走ることが可能になってきます。 腕振りは腕だけを使うのではなく、肩甲骨周りから使うとより走りやすくなります。肩甲骨周りの筋肉を使いながら腕を振るイメージを持っていただくといいですね。そのためには肩甲骨周りのトレーニングも大切になってきます。 まず、腕を伸ばしたまま自分の真横に持っていき、円を描くように動かしてください(参照)。この時に腕は、伸ばしたままの状態を保つように気をつけてください。次に、水泳のクロールの腕の動きを行ってください(参照)。この時に、しっかりと肩甲骨周りから腕を前に持っていくことを意識していただくといいですね。最後にバタフライの腕の動きを行ってください(参照)。後ろから前にかけて、腕を大きく回してください。この3種をゆっくり20回・2〜3セット行いましょう。このようなトレーニングを行い、肩甲骨周りの筋肉を意識して使うことで、次第に腕振りも改善され、ジョギングが楽しくなってくるでしょう。
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