HEALTH SWIM in TAKAOKA Vol.12

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ザ・レベルアップ講座-ストリームライン(実践)

 今回はストリームラインを実践してみたいと思います。
 ストリームラインとは水の抵抗が少ない水中姿勢ですが、体が手の指先から足の先までまっすぐの状態です。その姿勢をとるには、手のひらを重ねて両腕で耳を挟み、やや前方を見ます。そして、腰の反りを少なく足をそろえて、体全体がまっすぐ細くなるようにします。前回のトレーニングでやったように、仰向けで寝た時に腰が床につくように腹筋に力を入れ骨盤を後傾させると腰の部分がまっすぐになります。また、腕と頭に隙間ができないようにすることも大事ですので気をつけてください。特に、スタート入水後やターン後は速度が速いので、この基本姿勢を身に付けて抵抗を軽減できるように練習しましょう。それでは、水中写真でいい姿勢と悪い姿勢を比較してみましょう。
 写真1は、いいストリームラインの横からの写真です。腹筋に力が入っていないと写真2のようにお腹が落ち、腰が反った状態になります。また、頭を上げ過ぎると足が沈んでしまいます(写真3)。抵抗は流体の断面積に比例して大きくなります。正面から見たまっすぐのフォーム(写真4)の面積を1として、それに対して反ったものと足が落ちたものでの抵抗がどれくらい増加するか見てみましょう。反ったフォーム(写真5)は約1.5倍、足が落ちたフォーム(写真6)は約2.1倍の面積(=抵抗)になります。また、追加になりますが、肘が曲って腕が開いたフォーム(写真7)になると約2.3倍になります。
 水中のフォームはなかなか自分で確認することができませんので、他の人にチェックしてもらったり、壁に背中をつけてまっすぐな状態を体に覚えさせながら、フォームが自然とできるように練習してみましょう。けのびで進む距離でストリームラインが良くなっているかを確認するのもひとつの手だと思います。
 ストリームラインは水泳の基本中の基本ですので、しっかりと練習して身に付けましょう!

(富山県高岡総合プール 坂田芳寛)

 

 

12月3日(日)富山県学生冬季記録会 記録会の様子
  第7回富山県学生冬季記録会が、当プールで開催されました。
 学生達は、平成18年最後の記録会で自己記録に挑みました。
 学生の出身地ごとに分けた地区対抗リレーなどもあり、和やかな雰囲気の中での記録会でした。

選手権の様子 12月10日(日)高岡市スプリント選手権大会
 第11回高岡市スプリント選手権大会が、当プールで開催されました。
 高岡市内のスイミングクラブ、各中学校水泳部、さらには富山県内のスイミングクラブも参加し、延べ約1,000名と大きな大会でした。
 平成18年を締めくくるにふさわしく、参加選手はチームメイト・家族の応援の中で熱戦が繰り広げられました。

 

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