HEALTH SWIM in TAKAOKA Vol.18

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ザ・レベルアップ講座-バタ足キックまとめその2

写真1〜5及び写真A〜E 今回は前からの写真でバタ足キックを比べていきたいと思います。
 バタ足は少し内股で親指同士が少し触れる間隔で水を蹴ります。足の開きが大きくなると、前から見た面積が広くなってしまい、余計な抵抗になるので注意しましょう。 写真1〜5はまっすぐな体のラインで、足の間隔も体の幅に収まっています。しかし、写真A〜Eでは少し足が開いた状態で、しかも体のラインが少し曲がっているので、左足に水流が当たりやすくなります。他にも体の関節を曲げ過ぎると水流がぶつかる原因になるので、ストリームラインは動きの中で保持できるようにしたいですね。
 写真で一番見比べて欲しいのは、足首のしなりです。初心者のバタ足キック写真A〜Eでは、キック序盤の足先が見え始める写真Bで、足首〜足の甲〜つま先にかけてのしなりはあまり見られません。どちらかというと、足首からつま先にかけてまっすぐな状態をキープしたままで、キック中盤から終了時写真C〜Eまで「平らな板」がキックしているように見えます。
 しかし、上手な選手のキック写真1〜5を見ると、キック序盤のつま先が見え始める
写真2から、足首〜足の甲〜つま先にかけてかなりしなっています。キック中盤(写真3)から終盤(写真4)にかけてまでも、しなった状態でキックしているのが確認できます。まさに「足ヒレ」のようですね!
 両者を比べてみると一目瞭然ですが、足首からつま先のしなり方が違います。ここまでしなるのは、足首の柔軟性が優れているからです。またそれだけではなく、足の付け根からのキック動作が上手く連動して、効率良く足先に力を伝達しています。そうすることで足先のスピードが速くなり、むちのようなしなやかで力強いキックになっているわけです。
 キックのフォームを習得するのにプール練習は欠かせません。しかし、プールの中での動作に硬さを感じたら、陸上で確認してみましょう。陸上でのフォームチェック・筋トレ・ストレッチなどは正しいフォームの習得への近道かもしれませんよ。

(富山県高岡総合プール 坂田芳寛)

 

 

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