少年期の軟骨は傷つきやすいが修復も早く、痛みは必ずしも傷害の指標にはなりません。野球肘の原因はオーバートレーニングにあります。コーチ、監督の責任が問われる可能性があり、傷害予防対策には十分な配慮が必要です。指導者に対する注意点をあげておきます。
(1)球数を一日50 球、週300
球にとどめる。
(2)連投をさせない。
(3)投手、捕手は2名以上養成する。
(4)シーズンオフを設定する。
(5)練習は一日2時間以内にする。
(6)練習前後のウォーミングアップとクーリングダウンを十分に行う。
(7)投手、捕手は定期的メディカル・チェックを受ける。
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